◆ 東京和菓子教室 〜 スタート! / 2012. 3. 31 本来、偶数月の1日から6日を東京での和菓子教室に充てているのですが、今回は曜日の都合で3月末日の今日からのスタートです。 《初夏のお教室》と呼ぶには、ピンとこないくらい肌寒く… おまけに今日は春の嵐! このような悪天候の中、若干、交通機関に乱れがあったようですが、一人のご欠席も無くお蔭さまで無事に初日を終えることができました。
今回のお菓子は《きんつば》と《麦代餅》です。 一年中で最も華やかなこの季節に、何とも地味なお菓子です!(苦笑) せめてお花だけでも春らしく♪と、今回も花善さんに行ってきました。 クリスマスローズの原種と芯が若草色をした大輪のラナンキュラスを濃淡で合わせて下さいました。 お店の方々ともすっかりお友達になり「神戸にもこんなお花屋さんが欲しいなぁ〜」と、店先で、ついつい長居をしてしまいます。
◆ 東京和菓子教室 〜 車で上京! / 2012. 3. 29 明後日からの東京での和菓子教室の為、今回は、なんとマイカーで上京しました。 阪神高速北神戸線から乗りこんで中国自動車道〜名神高速〜東名高速と乗り継ぐ事になるのですが、神戸の藍那インターを乗ったらひらすら一本道! 東京インターからトマトまでも環八〜目黒通りへ入るだけ!と幹線ですので… 道に迷うことはありません。
お天気も良く、雲ひとつない青空に雪を頂いた富士山がきれいでした。 これで、桜が膨らんでいれば最高だったのですが…。 富士山がきれいに見えると気分が良い♪ 日本人って不思議ですね! 明後日からの教室、頑張りま〜す。
◆ 多謝、感謝! / 2012. 3. 20 今月初めの同窓会の折に再会した友達から次々と色んなお菓子が届き、心から嬉しく有難く思っています。 私が和菓子に携わっていると知り、それぞれ地元の銘菓を送ってくれたのです。 お蔭さまでお稽古のお干菓子が、このところ、とっても充実しています。 しみじみと有難く、ほんわか心温まる日々です! そう言えば… 同窓会の折にもMちゃんが「笑えるものにしました〜♪」と、福岡から《三倍ひよこ》を持って来てくれました。 銘菓「ひよこ」、なんと10倍の大きさのものまで焼けるそうです。 「ひよこ」と言うより、まるで「おっとせい」のような…。(笑) 確かに笑えましたねぇ〜。 みんな、ありがと! 仲間の優しい心遣いに触れた… 春、弥生でした。
◆ 平 清盛 展 / 2012. 3. 16 やっと、清盛展に行ってきました!
さすがに時代がここまで下がると“レプリカもの”も結構多かったように思いますし、時代は様々ながら、やはり絵巻物や肖像画、屏風絵が多いのが特徴でしょうかねぇ〜? 「平家納経」やその「経箱」… 展示された宝物 の数々を見ていると、「おごれる平氏は久しからず」 平氏一門の短い繁栄は何だったのかしら?と、思ってしまいました。 (笑) 展示会場の文字や図による平氏一門や一門に関わる人物との相関関係が実にややこしく… 名前は似てるし文字も似てるし、一門で敵味方になってたり… まともに読んでたら頭痛がしそうです。(笑) 出来ればここにNHKのキャスティングの顔写真を載せて欲しいと思った次第です!(苦笑) 因みに、歴史上ではよく親子、兄弟が敵味方に分かれて争うことがあるけれど、あれって一門の血を絶やさない為なんですって! なるほどねぇ〜。 確かに どちらか一方にかたまっていて負ければ全滅! 一族が絶えることになりますものね。。。 神戸も源平ゆかりの地ですが、今年はやっぱり「厳島神社」かなぁ〜♪
◆ 祈りの一日 / 2012. 3. 11
繰り返される一年前の映像… 自然の驚異を思い知らされた、あまりにも大きな犠牲と苦悩を生んだ出来事でした。 復興… 言葉ばかりが空回りしていて一向に先が見えてきませんよね。 写真は「福島県庁ナウ」と題して「神戸からの灯が続いています」と、福島のNちゃんから送られて来ました。 Nちゃんからのメールにはいつも「あきらめ」という文字が出て来ます。 目に見えない放射能と向き合って生活しなければならない福島の人達の 心痛は、遠く離れた私達には到底分からないのだ…と、返信の言葉が見つかりません。 過日の同窓会で再会を楽しみにしていた仙台のCちゃんは、再び体調を崩し、結局、同窓会は欠席でした。 Cちゃんの心労や過労を救うことも出来ません。 願うこと、祈ることしかできません。 天災は事件や事故とは違います。 自然が相手です。 本来、人は太陽と月を仰ぎ見ながら生きて来たんですよね? だとしたら、一人ひとりが「自然と共に生きること」をもっと真剣に願い、祈り、考えるべきだと… 思うのです!
◆ 四天王寺と池坊展 / 2012. 3. 4 何度か登場している私の学びごと、その先々代の会長先生の13回忌のご法要があり、四天王寺に行きました。 私の入門は4年前ですから、もちろんO先生にお会いしたことはありません。 が、常日頃から現会長先生・K先生からO先生の偉業についてお聞きしていますので、私も妹も面識のないO先生を勝手に尊敬しているのです。(笑) 先生方、先輩たちと共にお墓参りをさせていただき、六時堂での法要に参列させて頂きました。 5人の僧侶による読経の中、散華が舞う立派なご法要でした。 ありがとうございました。。。 実は四天王寺にはご縁があり、多分、母のお腹の中に居る時からここを訪れているのではないでしょうか。 (笑) 両親が属していた華道の流派が毎年秋、ここの本坊で花展を行っていたのです。 子供の頃からよく遊んだお寺です。 中学に入って自分自身もその花展に出品するようになり、父と共に何十年と通ったお寺なのです。 また、学園時代の親友Mちゃんがこの四天王寺の茶室に勤めていたこともあり、色々とご縁が深いお寺なのです。 今日は本坊へは行かずに、六時堂での法要でしたが、本当に懐かしく…。 昨日は昨日で裏千家、今日は今日で四天王寺さん、様々な思い出が頭の中で運動会をしているようでした。 ご法要の前、W先生に「良かったら、帰りに行ってみて…」と、高島屋で開催されている池坊の花展のチケットを頂きました。 お花に所縁のある四天王寺にやって来て、流派は違えど花展の入場チケットを頂くなんて… 何て奇遇! 結局、法要のあと、W先生と一緒に花展を見に行きました。 日曜日も重なってか、会場はスゴイ人でした。。。
久々の生け花の世界も新鮮で、すごく感動的でした。 お花も… やっぱり良いものですね! 最近はアレンジメントやプリザーブドに押されている感がありますが、生け花の魅力も健在でした! 今回の池坊の花展は池坊の歴史550年を祝うものでした。 池坊専慶が“花の名手”として歴史上の記録「碧山日録」に初めて登場したのが、550年前なのだそうです。 私は未生の流れを汲むお花を習いましたが、当時から池坊のお花も好きでした! さすがは池坊さん、エントランスから(つまり入場料のかからない所から)雛祭りをモチーフにした作品が並んでいました。 前半に「立花新風体」として現代感覚で活けられた作品がずらり! さらに身近な所にふっと飾ってみたい小作品が並んでいて、こんな風に家に花があったら素敵♪と、誰もが思ったことでしょうね。 次期御家元・由紀さんの作品は、この花展のサブタイトル「いけばなの夜明け」がテーマです。 ライティングによって夜明けが表現されたアート作品でした。 後半は古典的な、池坊の立花が何とも言えない風格を持って堂々と並んでいました。 「さっきはさっきで素敵やな〜と思ったけど、やっぱり、こっちがええなぁ〜」と、W先生。 私も妹も、大きく頷き「同感です!」 やっぱ、年のせいでしょうかねぇ〜。(笑)
W先生は皆伝先生ですが私と同じ年、とても気さくで仲良くして頂いています。 せっかく高島屋に来たんだから…と、「糖朝」に行き、それぞれマンゴー入りのデザートを食べて大いに盛り上がりました。 O先生の遺徳を偲ぶ法要に参加させて頂いたお蔭で、父と父の愛した生け花をも偲ぶ一日となりました。
◆ 裏千家学園創立50周年記念 同窓会 / 2012. 3. 2 〜 3 楽しみにいていた学園の同窓会がやって来ました! 創立50周年を記念しての大会で、私自身も同窓会へは久々の出席です。 50年という節目に全国から大勢の同窓生が 京都に集い、盛大に執り行われました。 茶会は2日、3日の両日で、その間(つまり2日の午後)には記念式典、鵬雲斎大宗匠のご講演、懇親会がありました。 私は式典から参加し3日に茶席を回るコースをとりました。
式典では黙祷のあと学園創設者であられる大宗匠、現・学校長であられる御家元のご挨拶があり、来賓の方々からのご祝辞を頂きました。 続いて功労者の表彰です。 御家元からの感謝状をお受けになられた建築学の中村昌生先生は、学園が「茶道研修所」としてスタートした時から50年ずっと茶室についての講義を受け持って下さっています。 「研修所発足当時は私が一番、ペーペーでした。」と、懐かしい先生方のお名前が上がりました。 大宗匠(当時の若宗匠)は各分野において超一流の講師陣を学園に招き入れ、本当に恵まれた環境を作って下さったのだと、改めて… 「恵まれ過ぎた勿体ない環境」であった事に深く感じ入りました。 その後の大宗匠のご講演には、皆、胸が熱くなった事と思います。 隣りのJちゃんともウルウルしながら顔を見あわせてしまいました。(笑) 私が卒業した「裏千家学園 茶道専門学校」は、先述の通り、現在89歳の鵬雲斎大宗匠が若宗匠時代に設立された日本で唯一の茶道の学校です。 その事実は知っていても… 「宗家の膝元で学べる研修所(学校)を!」と第一声をあげられてから 10年にも及ぶご苦労の中で実現したのだという事を始めて知りました。 各方面からの反対に遭いながらも「道・学・実」の三位一体を徹底的にたたき込む修業の場を創り、真の茶道教授者を育てたい。 大宗匠のその信念のお蔭で学園が出来たのです。 諦めることなく、よくぞ、この学校をお作り下さったものです。 心の奥底から大宗匠にお礼を申し上げたいです。 その若き鵬雲斎の声に一番最初に賛同したのが、わが師匠の師、亡き濱本先生であった事にも大いに納得し、何とも誇らしく嬉しいことでした。 「老兵は去らず!」と、89歳のご自身へ向け、また会場全員に向けての力強いお言葉に大きな拍手、喝采が巻き起こりました。 大宗匠の変わらぬ熱い思いが伝わります。 卒業後30年も経ってから、学園に注がれた大宗匠の愛情、情熱に触れた事が新鮮なショックでした。。。 その後、仲間と次々に合流し、いよいよ懇親会のはじまりです。 出席できなかった友の為にその様子を少しご紹介しますね。
翌3日、お蔭さまで晴れました! 学園前に9時半集合! 昨日の興奮が覚めやらぬまま、「やっぱり、お茶ってスゴイね!」「やっぱり、京都は良いね!」しみじみと語り合いながら同期7人で仲良くお席回りです。 まずは学園の1階に設けられた業躰席へ。 次に御祖堂にお参りをさせて頂き、続いて茶道会館の今日庵席へと進みました。 当時の学び舎である茶道会館には思い出がいっぱいです。 お席には坐忘斎御家元がお出まし下さり、一同、ピリッと引き締まると同時に歓喜の表情です。 活けられたお花は「寒牡丹」です。 「あえて、赤く固い蕾を入れました」と、御家元。 「皆様は、ここ(学園)で花を咲かせたのではなく、このように赤く小さな蕾を持って卒業されたのです。 その蕾を全国各地に持ち帰り、そこで各々大輪の花を咲かせてほしい」とのご挨拶がありました。 さらに「まだ咲いてない人も、立ち枯れしている人も、根腐れしている人もおられるかも知れませんね…」と、ドッとお席を沸かせて下さいました。 さしずめ私は、蕾のまま立ち枯れかも知れません。(苦笑) 午後からは本法寺の同窓会席に、ここでは1期から9期までの大先輩方がお釜を懸けて下さいました。 北海道から沖縄まで各地の窯元の茶碗でお茶が振舞われ、全国から集まって来て宗家の御膝元で学んだ学園生を象徴しておられました。 その後、茶道資料館でもお茶を頂き… 名残惜しさを噛みしめながら解散となりました。
この節目の同窓会に参加できたことを心から有難く思います。 大宗匠、御家元、御宗家の皆様、先生方、同窓生の皆様、そして同期の仲間… 皆様に心から感謝、御礼申し上げます。
◆ 髪を切りました! / 2012. 3. 1 今日、美容院に行きました! 特に明日の同窓会を意識したのではなく… 半月ほど前から額のあたりの白いものが気になっていて(苦笑) 「早く行かねば!」と思いつつ… 結局、今日しか日が無かったのです。 「明日、同窓会なんですね〜」とスタイリストさんに話したら… 「だったら、お友達をビックリさせませんか?」と。 そうなのです。 彼は以前から私の髪を切りたがっていました。 そして、私もずっと迷っていました。 というのも長年前髪をひっつめていますから 、だんだん生え際が薄くなっています。 哀しいけれど年齢からも髪の腰が弱くなり、ボリューム感がなく色艶もよくありません。 キリッと、後ろに束ねているつもりでも… 何だか“所帯やつれ”して見えるのではないかしら? と、何となく切る事を考えていたのです。
ええい! 思い切って切っちゃえ! 「絶対に、着物でもおかしくないスタイルにして下さいね」と念を押して、こうなしました。。。 髪がくくれないほど短くしたのは中学以来かも…(笑)
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