◆ 生田神社 初茶会 / 2012. 1. 22 今年は稽古場としての初釜が出来ず… 今日、生田神社で行われた淡交会主催の初茶会に皆で参加させて頂きました。 年々参加者が減っているとのことですが、当然、「待つこと」を覚悟して出かけました。 社中の皆さんへの呼びかけは早くからしていたつもりですが、行事の多いこの月のこと、全員参加という訳には行きませんが総勢15名で行って来ました。 案外早くにご案内がありました。 待合では「神」の文字と「鈴」の絵の描かれた淡々斎の画賛に迎えられ、やはり今年の平穏への願いが伝わってきます。 ここで“つるや”さんの美味しい黄味餡の主菓子「岸辺の春」を頂きました。 今年のお題に因むお菓子ですね。。。 会記を横目に拝見しながら待つうち、「お正客をお願いします」と声をかけられ…大いにビックリ!! 「断じてお断り」をしましたが、事もあろうに図々しくもお正客をさせて頂くこととなりました。 新年早々… 参りました! (苦笑) 偶然たまたま、この回にふさわしい先生がおられなかっただけの事だと思います。 先生方がお嘆きのように来場者が減っているのも事実でしょうね。 それにしても、私が正客を引き受けなければならないほどにお客の層が薄いのかと愕然としました。 私は平素、淡交会に自ら進んで参加をしていませんし、親先生が神戸ではありませんから知った先生もいません。 先生方は皆、御家元のお初釜でご一緒させて頂き、お顔に見覚えがある!程度の認識です。 後見に出られた先生にとっては私など初めて見る人に違いありません。 なのに挨拶を交わさねばならない難しさ…。(苦笑) 今日、一番良い勉強をさせていただいたのは、私自身です。 会場では着物で参加してくれた小学生のMちゃんと中学生のお姉ちゃんSちゃんが人気を独占です。 先生方に「お茶、習ってるの? 偉いね、ちゃんと出来るのねぇ」と褒めて頂き、私も鼻高々♪ 実に嬉しかったです。 本席で濃茶、立礼で薄茶を頂き、点心は教室に持ち帰りました。 何かやはりお正月らしい事を…と、教室でお酒、小吸物を添えて頂く事にしたのです。 その後、うちでも設えた立礼で葩餅と薄茶を。 「狭いながらも楽しい我が家」です。 わが社中においては本当に久しぶりに振り袖姿を見ることも出来ました。(笑) 現役医大生Wちゃんです。 初茶会の華やかさ、一気に倍増です! この日の為に振袖を送って下さった福岡のご両親に見て頂きたかったです。 なんて… 半ば母親気分ですね。 暖かな日和でした。 華やいだ気分の一日でした。 こうして皆さんに支えられていることに心から感謝した一日でした。 そして… こうした「晴れの日」を持つことの大切さを感じた一日でした。 ありがとうございました。
◆ 心のシワ / 2012. 1. 15 昨日は伯母の三回忌の法要があり、今日は習い事の初席(初釜のような催し)が神戸のオークラでありました。 イベントが三日続きで、少々美味しいものを食べ過ぎです!(苦笑) 昨年はご挨拶だけに駈けつけて下さった93歳のN先生が、本日のお席にはご出席でした。 少しお耳が遠いようですが… とてもお元気でお顔がツヤツヤしています。 色が白くシワも無くて、とても奇麗です。 顔立ちの美醜ではなく内から輝く美しさです。 「先生、年々シワが減ってはるのと違いますか?」と会長先生。 「はぁ…(笑) 心のシワが無くなるとね、顔のシワも無くなるみたいやねぇ〜(笑)」 なるほど・・・心のシワか! 93歳、ご修行を積まれた先生の有難いお言葉を聞かせて頂きました♪
◆ 宗家初釜式 / 2012. 1. 13 ここ数年、御家元の初釜は決まって13日、京都での初釜式の最終日です。 今年で私は12回目、つまり十二支を一周したことになります。 お蔭さまで、お土産に頂いてくる祝杯も十二支が揃いました。 お初釜ではもっぱらその年の干支に因むお道具が多く出されますから、今回で“十二支のもの”をしっかり拝見出来たわけですね。。。 おそらくはお掛け物は元伯宗旦居士の「龍虎」かなぁ〜。 確か一昨年、「寅年と辰の年はこの「龍虎」をかけさせて頂きます」と、御家元が仰っておられましたから…。 「龍虎」・・・前回、寅年の折にはドラゴンズファンとタイガースファンのことを仰って、大いに席中を笑わせておいでの御家元でしたが、今年は「龍虎、共に相反するもののようですが、共に切磋琢磨するものとお考え頂きたい」と年頭のご挨拶がありました。 なるほど確かに双方強そうで恐そうで激しいけれど、龍と虎が組めば頼もしい限りですね! 「千載雲龍符気運」・・・「せんざいうんりゅう きうん つく」と読むそうです。 御家元、心花の間の薄茶席は11代玄々斎のお軸でした。 五色の雲に乗った龍を見れば運気が上るという吉兆を表した言葉だそうです。 「今年の年末に『ああ、今年は良いことが沢山あったな〜』と思える一年でしたら、それはきっと年頭に、ここでこの玄々斎のお軸を拝見したからだと、お思い下さい」と。 「四海浪平竜眠穏」・・・「しかい なみ たいらかにして りゅうのねむりおだやか) 学園の薄茶席には、今年の平穏を願うような大宗匠の一行でした。 今年の干支は“壬辰” 怒る激しい竜ではなく、静かな竜です。 大宗匠は当然、この年回りも踏まえて… 昨年のような大災害の無い、平安な一年を望んで、この一行をお書きになられたのだと思います。 「一 盌からピースフルネスを!」世界の平和をずっと唱えてこられた、御歳89歳、大宗匠の祈りの声ですね。 しみじみと有難く拝見させていただきました。 穏やかな一日でした。。。 今年は3月に学園の50周年を記念する同窓会があります。 毎年の事ですが、ここで学んだ私達は本当に幸せなのだと改めて感じる初釜式です。
今日は父の命日です。 母の希望でお墓参りツアーをしてきました。 お墓参りツアーというのは… 我がご先祖様と同じ舞子墓園内にある知り合いのお墓を順々にお参りして回るからです。 今日は久々のフルコースで、花木さん(生徒さんです)の眠る山田霊園をスタートして舞子墓園に、最後はN姉ちゃんの居る須磨寺まで!(笑) 源平ゆかりの須磨寺は今年の大河ドラマ「平 清盛」の影響でしょうか…、いつもより更に賑わいを感じました。 そしてここでもまた妹が「奥の院」を発見です! その旗印に…「ちょっと小山を登った所だろう」と思い込み「行ってみよう♪」ということにしたのです。 参道の入口付近に「社務所、駐車場でお札をもらって下さい」と妙な立て札があったのですが、気にも留めず出発しました。 歩きはじめて先ほどの立て札の文面に納得です。 奥の院への参道は十三佛と七福神を順次巡るように出来ていて、お参りの際に社務所で頂いたお札をそれぞれお社の前に置かれた箱の中に投じて行く仕組みになっていました。 確かに… 20ものお社を 巡るのです。 「ここ、まだだよね? さっき来たかな?」 旗が色分けされているものの途中から訳が分かりません! 手元の紙札を確実に消却していけば十三佛と七福神をお参りする事が出来ました。 ちょいと登れば…と思ったのが大きな間違いでした。 軽い山登りです。 途中、枯野の中に鮮やかな緑が… 群生したクローバーを見つけ、妙に癒されました。 引き返すわけにも行かず… 奥の院まで行って来ました。 弘法大師、空海が祀られたお社には、やわらかな冬の日差しが降り注いでいました。 小さな山登りの爽快感? とても気持ちの良い所でしたよ。
◆ 今年も…! / 2012. 1. 4 東京和菓子教室の今年の年間申し込みの調整が済みました! お蔭さまで… 昨年とほぼ同数(同様)の皆様からお申し込みを頂きました。 ありがとうございます。 東京教室は今年で丸10年を数え、秋から11年目に突入です。 世間は拭いきれない閉塞感が漂い、どっちを向いても暗いニュースばかり…。 そんな中で 私にとって、東京のこの安定したお人数は本当に有難く、心から嬉しく、感謝しています。 今年も毎回の上京を楽しみに、皆様と共に有意義な時間を持ちたいと思います。
◆ あけましておめでとうございます / 2012. 1. 3 2012年、あけましておめでとうございます。 皆様、お健やかに新しい年をお迎えの事と思います。 どうぞ今年が平穏であり、皆様にとって幸せな一年でありますようお祈りしています。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
いつもと同じコースを回り… 今日は最後に本殿でご祈祷をして頂きました。 もっとも受けられたのは先生で、私達はあくまで先生のお供です 。 会長先生は毎年ここで「会の発展と社中の無事」を祈祷して下さっていたのです…。 三が日のうちに初詣には行っても、本殿の中でご祈祷を受けたのは生まれて初めての事でした!(笑) やはり清々しいものですね。 単なる同行者であっても、何だかとても有難く嬉しいことでした。 「なんだか良いこと、有りそう〜♪」 穏やかな良いお正月です。
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