◆ 上京 / 2011. 1. 31
1月は毎年そうなのですが、前半がお正月や初釜でお教室が出来ない為に後半に予定がビッシリとなります。 13日の御家元の初釜以来、自身の稽古や雑用、プライベートの所用も含めて全くお休みが無いままの上京となりました。 その間、今回のお菓子の試作も数回繰り返し… 今年は絶対に下手な事はすまい!と、意気込んでいます。(笑) 着いた昨日は今年一番の寒気だそうで、風が実に冷たくて雪がチラついていました。 今日は晴天! トマトのベランダからは明日からの教室を祝福してくれているようなきれいな富士山が見えました! 皆さんに楽しんで頂けるよう… 6日間、元気に頑張りたいと思います。
◆ 手 / 2011. 1. 19 今年最初のお稽古でした。 三宮でお稽古を始めてから… お蔭さまで特に若いお嬢さんが増えました。 その方々の手を取って「こうして・・・」と、私自身が手本を示す時、我が手を見てゾッとします! 皆さん、白くて柔らかでなんて美しい手をしていることか・・・。 引き換え私の手はゴツゴツと関節が出て血管が浮き立ち…赤みが出ていて…おまけに甲にシミまであったりして…。 (苦笑) 何て年を取った手になったのかしら…と、ガッカリしました。 その昔は私だって先輩の先生方に「白くて長くてきれいな手ねぇ〜。 羨ましいわ!」と、言われていたんです! 手にも確実に年齢が現れますね…。 かつて貴族社会で夫人の手の美しさは夫君の甲斐性と言われたそうです。 そりゃそうですね〜。 炊事も洗濯も何もしない手は美しい訳です。 現代においてもお手伝いさんのいる恵まれた奥様たちの手はきっと美しい事でしょう。 私は、父の手にそっくりな… 働きものの大きな自分の手が好きです! ただ… もうちょっとコマ目に手入れしてあげなければ〜と、若い生徒さんの手を見て大いに反省! 恥ずかしくなりました〜 (笑)
◆ 宗家 初釜式 / 2011. 1. 13 今年もまた、最終日のご案内でした。 朝一番9時のご案内ですので… 車で出かける事にしました。 8時半前に受付に滑り込んだのに… 一席目に入る事ができませんでした。 本当に、お茶の先生方は朝がお早いです! 今年、鵬雲斎大宗匠は88歳の米寿をお迎えになられるそうです。 そのご長寿にふさわしく初削のお茶杓の銘は「鶴亀」でした。 私が在学中に還暦だとお聞きしましたから、確かに…。 私も初釜に出ても決して“浮かない”年齢になったことを、つくづくと感じた今年の初釜でした。 最初の頃は業躰先生方も「おっ、来 られるようになったか?」とか、「何期だった? 元気だったか?」とか、お声をかけて頂きましたが、ここ数年は、ただご挨拶をさせて頂くだけとなりました。 同席の周囲の先生方からも「学園卒業の方ですか?」と親切にして頂きましたが… 今では生意気にも私がお教えしたりして…(苦笑) 先輩の先生方の間で妙に馴染んでいる自分を発見しました。 今年は「無色軒」での待合の時間が長かった為、久々にゆっくりと蓬莱山飾を拝見しました。 掛け物の二見が浦の夫婦岩の間から望む富士山も… 特と眺めるのは久しぶりでした。 「対流軒」での吉例のお道具の展示会場では「今年は特にお釜をご覧くださいね、古芦屋の竹生島です。 12年に一度しか登場しませんから、今度、見 られるのは12年後ですよ」とのご説明がありました。 謡曲「竹生島」に登場する青海波、月、跳ねる兎をモチーフに、上手くデザイン化して地紋にした見事なお釜がありました。 「じゃあ、もう二度と見ることはないわねぇ〜」と言って、私の隣りにいた先生が優しく微笑まれました。 失礼ながら… う〜ん、なるほど12年後はキビシイかも? と、感じる年齢の先生でした。 いやいや、私だって… 明日のことは誰にも分からない のですから! 初釜も回数を重ねますと、どこか自分の中でマンネリ化しているような… 自分自身の 傲慢さに気付かされて戻って来ました。 お茶は「一期一会」 その瞬間、瞬間を大切にするものだと言いながら…。
◆ なんて、素直で… / 2011. 1. 11
昨年の炉開きの茶事の折に「本来は、このようにお礼状を書くもの」とお伝えしたことを… 全員がしっかり聞いていて下さり、即座に実行に移して下さいました。 感激でした! ちゃんと伝えればちゃんと出来るのです。 今までの私の指導が悪かったのだと改めて反省しました。 皆さん、ありがとうございます。 そしてこの後は、お茶に係わることに限らず何事にもお礼状がさっと書ける人になって下さることを願います。 それでこそ… ようやく生きた教えになりますから! よろしくお願いしますね〜(笑)
◆ 初釜 / 2011. 1. 9 昨年と同様にN先生のお宅(茶室)で初釜を行いました。 新年を寿ぐ華やかな中にも凛とした初釜の設えは、やはり居ずまいを正したくなる空気感があります。 贅沢にも毎月、お稽古に使わせて頂いているその空間(茶室)が、どこか特別のものに感じられます。 心配した雪もなく好天に恵まれて、皆様と共に新年のお祝いの席が持てたことを嬉しく思いました。 それにしても… 年に一度、私の点てる濃茶を皆さんに振舞う事は、実に良い修業です!(苦笑) 御家元でさえ「満足のいく濃茶を練る事が出来るのは数えるほど…」と仰るのですから、当然といえば当然ですが、なかなか「美味しい濃茶」を差し上げるのは難しいですね。。。 一碗目が少々濃かったように思います。 新年早々の反省です。 一つ残念だったのは、N先生にご参加頂けなかったこと! 先生は敬虔なクリスチャンです。 先週(2日)、雪の為に新年最初の礼拝に行けなかったから… と、教会へお出かけになられました。 来年はまたご一緒できますように… と思っています。
◆ 新年 おめでとうございます / 2011. 1. 4 新年、あけましておめでとうございます。 暮れは例年通りに「葩餅」の注文に追われました。 お節は… 今年は「縁起もの」だけに、と決めました。 昨年8月に料理教室を辞めてから、まともに料理をする機会が非常に少なくなっていましたが久々に楽しみながらの 「縁起もの」作りでした。 大晦日から雪が心配された新年ですが、大事なく… 初日の出も拝むことのできる元旦で何よりでした。 元日にはN先生のお宅にお年始に伺い、のんびり静かに過ごしたのも束の間のこと、2日からは東京教室の年間予約の整理をし、書き残していたHPの更新などアッという間に三が日が過ぎてしまいました! そして、我々も今日から始動です。 今年も皆さんと共に楽しく、実りのあるお稽古ができますように! 自身の健康にも、ちゃんと気をつけながら充実した時間を過ごしたいと思っています。
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