◆ 2009年 10月 月にちなむお菓子 〜 月餅 月にちなむお菓子 、和菓子ではありませんが満月にちなむお菓子に中国の「月餅」がありますね。 焼き菓子で外の皮は「栗饅頭」のようで中身はラード(最近はサラダ油)の入った独特の漉し餡や木の実の詰まったもの、黒胡麻や蓮を練り込んだものなどです。 私は神戸ですので… 子供のころ、 手土産にこの「月餅」を頂く機会も多かったのですが、あまり好きなお菓子ではありませんでした。 中華街などでは年中見かけるお菓子ですが、本来はやはり仲秋(陰暦8月)の頃に作る行事のお菓子なのだそうです。 今年の中秋(陰暦8月15日)である10月3日にはまだ東京に居た為、そうそう…と思って新宿の中村屋さんに寄ってみました。 中華料理店ではないこのお店の「月餅」が何故こんなに有名なのか ?いつも不思議です。 さらには日本一のデパ地下?新宿・伊勢丹にしかない《円果天》という「月餅」の専門店〜中村屋さんのブランド店にも立ち寄りました。
ブランド店・円果天さんには他に「白い月餅」というのがあります。 このお店が出来た当初に東京の生徒さんから頂いたことがあります。 もちろん新宿・伊勢丹限定商品です。 今回の食べ比べは本来の焼き菓子に限定!ということで… 除外です。(笑) それにしても… 同様に中国に起源を持つ 端午の節句の「粽」のように、「月餅」は何故ゆえ中秋の行事菓子 として定着していないのでしょう? 日本での仲秋の行事菓子が「月見団子」になっているのかが不思議です。 焼き菓子の文化が遅れていたのでしょうか? 中国本土では仲秋の行事菓子の扱いである「月餅」が、日本では一年中口にすることができるもの面白いですね。
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