◆ 東京和菓子教室 〜 サプライズ / 2012. 11. 29 今日は横浜の叔母の家に所用があり、何としても出かけなければなりませんでした! またまた車です。。。 実はここから車で行くのは初めてです。 意外な事に… 横浜まで、叔母の家までは電車を乗り 継いで行くよりも、時間的にも早く、はるかに楽チンでした! こんな事なら今までも母を連れて行ってあげればよかったなぁ〜と。 横浜には叔母が二人いて… まずは母のすぐ下の妹の家です。 春に改築するということで和箪笥を整理し、私に着物をくれるというのです。 お蔭さまでまた少し衣裳持ちになりました♪ 次にそこから母の実家へ。 子供のころには毎 年の夏休みを過ごした懐かしい家で、静かに祖父母に手を合わせました。 今は叔母が守ってくれています。 その叔母が「こんな機会は滅多にないから、夕飯、食べて行ってね♪」と、何やら忙しそうに台所で奮闘しています。 私達3人はコタツに入りお茶をすすりながらノンビリ…。 「何も手伝うことは無いからゆっくりしてて…」と、叔母が言うのです。 「明後日はお母さんの誕生日だから、今日はお祝いしようね」 その言葉に3人ともビックリ!!! さらに…「お待たせしました〜♪」 叔母が両手に抱えきれんばか りの大きな「焼き鯛」を持って入って来ました。 目の前に置かれた大きな鯛に感激して、母は思わず涙…。 このところ、母の誕生日である12月1日は必ず東京での和菓子教室です。 古希の時には姉妹を招いて横浜で食事をしたり、喜寿の時には姉妹に招かれお祝いをしてもらったり…と、上京中だからこそのイベントもありましたが、こんな風に家庭で、母にとっては実家で、誕生日を祝ってもらえるとは夢にも思っていなかったことです。 お赤飯にお煮〆にケーキにワイン… お正月とクリスマスが 一度にやって来たようなお祝いでした! そして「持って帰ってね♪」と叔母が持たせてくれたお赤飯が余りに重いので体重計にのせてみたら4kgもありました! 3人で大笑い! 鯛も大きかったけど… やる事がデカ〜イ♪♪ F子おばちゃん、今日は本当にありがとう!!! お嫁さんである叔母ですが、母にとっては実の妹同様に有難く可愛い存在です。。。
◆ 東京和菓子教室 〜 上京 / 2012. 11. 28 今年最終の東京での和菓子教室の為に、いよいよ今日は上京です。 本来なら昨日、出発の予定でしたが… また、やっちゃいました、ギックリ腰…。 こう何度もやれば、自分自身でどの程度のモノか分かるようになってきて(苦笑) 上京を一日半伸ばし、今日の午後に神戸を出ました。 信じられない 話ですが車です! (笑) かかりつけのK先生にも無謀だと言われる事と思います。 近所の接骨院の先生にも「車は止めた方が…」と言われましたが、全てがその段取りですし、この腰でカートを引 き階段の上り下りをする方が苦痛です。 身体の前後にカイロを貼り、心配する母と妹に1時間以内に必ず休憩する事を誓っての長距離ドライブとなりました。 滅多に移動しない時間の運転にも良いことはありました。。。 お月さまがきれい! 前回の折に気に入った新東名を、今回も走行しましたが真横にソフトクリームのような富士山が…。 夏の夜には黒い 山影 でしかない富士山も、この季節には夜でもちゃんと「富士山」と認識ができるものですね。。。 意外な時間のドライブ、結構、楽しかったです♪ 1時間ごとの休憩を欠かさず、食事も挟んで10時間以上もかかりましたが、何とか無事に東京に到着です!
◆ 心から信じた夢は… / 2012. 11. 23 先週、東京教室のNさんのお母様から来年のカレンダーが届きました。 お母様がお書きになる絵手紙をモチーフにして、毎年カレンダーを作成されるのです。 我がままを言って… 今年(来年の分)は教室用と自宅用と2部、お願いしていました。 私達3人は、お母様の優しさや温かさ 、時には強さが伝わってくる素敵な手作りカレンダーを、毎年、楽しみにしています。
早速に届いたカレンダーを拝見です♪ 表紙をめくり… 睦月、私はドキッとして、思わずこのカレンダーを抱きしめたくなるほど嬉しかったのです。。。 「心から信じた夢はかならず叶う」 満開の桜の一枝と共に、そう書かれていました。 先週16日、誕生日の前祝いのような嬉しいニュースが舞い込みました。 それは、私にとって長年の夢が実現しそうな… 有難い、ビッグニュースでした。 お母さまから送られたこのカレンダーの言葉が、どうぞ現実のものとなりますように…。 きっと夢が叶いますよう…。 来年の1月には胸を張って「心から信じた夢はかならず叶う」と宣言したい!と、心から願います。 H子お母さん、本当にありがとうございます♪
◆ 誕生日に… / 2012. 11. 22 先週の17日は私の52回目の誕生日でした♪ いつの間にそんなに年を重ねたのか? 何とも不思議な気持ちですが、お誕生日はこの世に生み出してもらった事に感謝する大切な日だと思っています。(笑) 今日、そんな私に「先生、お誕生日おめでとうございます」と、茅ヶ崎からお稽古にお越し下さっているMさんが可愛いお重箱のようなプレゼントを持って来てくれました。 「ええ〜っ、ありがとうございます!」 中身はお菓子、目出度い 「鯛の最中」と、 繭のような大きな、真珠とも思いたい… 「真丸い白い最中」、「二色のきれいな艶干し錦玉」の三段重ねの和菓子でした。 葉山まで… わざわざ買いに行って下さったのですね。 めで鯛に懸け… 和菓子の勉強にも なるように… Mさんからの贈り物はいつもいつも真心のこもったものばかりで感激です。 実は、私が生まれた時、腹帯を返しに摩耶山天上寺にお参りに行った父は「この子の誕生日には、どんなに小さな魚でも構わないので… 必ずお頭付きの魚を食卓に添えるように」と 言われたそうです。 真面目な両親はそれを頑なに守り、私の誕生日には必ず「お頭付き」が登場するのです!(笑) 今日の鯛の最中… 偶然とはいえ、この事をご存知だったかのよう… 実に嬉しい鯛のお頭付きでした♪ 一緒に居た社中の皆様にもおすそ分けして、 皆で美味しく頂戴しました。 本当にありがとうございます。 若いころは唯、チヤホヤと… 唯、ミーハーと… お祝いしてもらう事が嬉しかったりもしましたが、この歳になり、じんわりと心に沁みるお誕生日を迎えさせて頂くことに 深く感謝でございます。。。 笑!
◆ 石切剣箭神社 上ノ宮 / 2012. 11. 18 今年、石切さんに来るのは2度目です。 母のお供で2月に、そして今日は紅葉狩りのお席でした。 今回は皆さんとご一緒に石切さんの奥の院に行って来ました。 子供のころから何度もお参りしている石切神社なのに… 奥の院がある事すら知りませんでした。 急な坂道を上り住宅の中を抜けた所に、上の宮はありました。 いつもの神社からは方向も違い、かなりの距離があるように思います。 着物の私には、かなりキツイ登り坂でしたが… 何とも言えぬ澄んだ空気感のある素敵な所でした。 今まで何度となく、この石切神社を訪れていたのに… ここの存在を知らなかったのは、 とっても大きな損をしていた気分です。(苦笑) 来年、母をここまで連れてくるのは絶対に無理な話です! 来年から母のお供をする際には、母と叔母には何所かのお店でお喋りでもしてもらい… 必ずや、私はここまで来なくっちゃ〜♪と思った次第です。
◆ こば消化器・乳腺外科クリニック オープン! / 2012. 11. 10 本日11月10日、長年(10年以上も)お茶のお稽古に通ってくださっているKさんのご主人が、鈴蘭台でクリニックを開業されます。 我が実家から駅に出るまでの道、鈴蘭台郵便局の目の前です! おそらく母は買い物へ出るたびに前を通る はずです。 今週の水曜日に内覧会があり、3人でお邪魔してきました! ホテルかエステサロンを思わせる素敵な受付、待合室も男女別々といった配慮で化粧室も実に広い!! 診察室もスッキリとして広く 、何やら凄そうな医療機器が… カウンセラー室や休息の出来るお部屋は明るい南側に面していました。 お洒落なKさんご夫妻らしい素敵な内装です。 鈴蘭台には見かけない実に都会的な雰囲気のクリニックです。 この町には無かった専門医ですし、きっとご繁盛のことと思います。 何より先生のお人柄がステキでした。 初めてご主人様にお目にかかりましたが、腰が低く優しくて温厚な印象です。 「腕は確かです!」と奥様の保証付き…。 おまけにイケメン! 我々としては家から徒歩2分の所に信頼のできる心強いお医者様を迎える事ができ、本当に嬉しい限りです。 これから永く地域の皆さんの為にご尽力いただきたいと 願うことです。 そして、Kさんご夫妻からとても嬉しい言葉を頂戴しました。 開院に当たり、お茶が役に立ったというのです。 「お人(患者様)を迎え入れる」という事に際して、その心配りに改めてお茶の心を感じたというのです。 「お茶をやっていて良かったです。 先生のお蔭です。 ありがとうございました♪」 私の方が感激してしまいました。 活かされてこそのお稽古です。 着物を着ての茶会ばかりがお茶ではないと、改めて感じさせてもらった嬉しい一言でした。
◆ 正倉院展 〜 奈良 / 2012. 11. 9 ここ何年も足を踏み入れることの無かった奈良に、なんと今週、2度も行って参りました。 今日は「正倉院展」です。 正倉院展も十数年ぶりです。 父が元気だった 頃に最後に一緒に行った時に出品されていた、あの螺鈿の琵琶が出ていると… 母が随分懐かしがって正倉院展の事を話題にするので、妙に行ってみたくなりました。
混むことは覚悟です! 先日の三輪山と同じ時間に家を出ました。 阪神・三宮から直通で近鉄・奈良まで行けるようになり、本当に便利です。 始発ですから時間を見て余裕で座って行くことが可能です。 お蔭さまで尼崎の辺りから終点奈良までは爆睡、早起きの分の睡眠は十分に取り戻しました! 都大路は広くゆったり… 行き交う人もどこか“のんびり”しています。 奈良って良いなぁ〜♪ 正倉院展に向かう途中の道(興福寺を示す石碑の前)で、まるで置物のような 美しい鹿に遭遇しました。 この日最初に出会った鹿です。 奈良国立博物館に思ったほどの列はなく、最後尾には15分待ちの看板です。 そして15分も待たずに入場!
大勢の人々の間を縫って正倉院御物を見て回ります。 本当に良くこれだけの宝物が残っていますよね。。。 真剣にみたところで何も分かりません!(苦笑) ただただ… 遣唐使や留学僧達がおそらく命がけで持ち帰った唐物やシルクロード由来の宝物がこんなにきれいに残っていることに感動します。 21世紀の現代でも真似の出来ないような工芸品が、1200年以上も前に人の手によって完成していた事に驚くばかりです。 唐の国からの経典や文書も… ともかく美しい! 戦火にも遭わず盗難にも遭わず… 素晴らしい事ですよね。 実は我ながら苦笑してしまったのは… 今回の目玉である「瑠璃の杯」よりも双六のコマに使うという水晶の小さな 小さな玉の方に「きれい…」と、思わず声が出てしまった事! 天然、自然のものを研磨した美しさには何ものも敵わない!そんな気がして拝見しました。。。 こんな失礼なひねくれ者は私だけ??? 笑 見終えたら、ちょうどお昼、外に出れば私達が入場した時より3倍近くの長蛇の列です。 やっぱり早起きは三文の得ですね。。。 午後からは大仏さんや興福寺など近隣の奈良観光をしよう♪と、手っ取り早く昼食を済ませたくて出た所でお弁当とお茶を購入しました。 コレがなかなかのヒットでした。 こうした市販のお弁当 の中身には何か必ず食べられないモノがあるのですが、二人とも完食しました。 さすが「薬膳弁当」でした!(笑)
正倉院展と共に入場できるようになっていた「仏像館」に入り、国宝や重文など沢山の仏像を拝見させて頂きました! 何やら妙に心が落ち着きました。 さすがに奈良ですね…。 その後、大仏さんへ! 南大門周辺では久しぶりに大勢の遠足?修学旅行生?を見ました。 あちこちで何やら外国人にインタビューしています。 物怖じもせず堂々と… それでいて可愛い! 私には何だか新鮮な光景でした。
大仏様はいつ見ても大っきい!!! 普通は大人になれば「こんなに小さかったっけ?」と思うものですが、大人になってもただただ大きい! 広く大きいとしか言い様がありません。 大仏様への思い入れの深さが伺えます。
そしてそのまま、二月堂へと向かいましたが、途中、二月堂は左、手向山神社は真っ直ぐ…と道が別れました。 先に手向山神社から行こうかな〜。 今日の奈良で は、私はここが一番素敵だな♪と感じました。 人もまばらで静か… 紅葉の美しさは何とも奥ゆかしく… 「このたびは幣も取りあえず手向山 もみぢの錦 神のまにまに」と詠まれた紅葉の名所なのに、本当に静かで気持ちの良いところでした。
そして二月堂。。。 二月堂ってこんなに小さかったっけ? お水取りの時に、火の粉を落としながら松明が通る舞台がこれ? でも、市内を眼下に納め… ああ、奈良の秋♪ せっかく関西に住んでいるのだから、いつかは東大寺修二会のお水取りの儀式を拝見してみたいと改めて思ったことです。。。 再び手向山神社を抜けて、若草山を直ぐ左手に見ながら… 今度は春日大社に向かいました。 表参道からではなく横から入る感じになりますが、時間と道のりの関係でやむを得ず… そういう事になってしまいました。 元より春日大社は広すぎて正面も横も分からない感覚です!(苦笑) おそらく… 春日大社を訪れるのは2度目? その昔、遠足で来ているはずなのですが、全く記憶にありません! 御本殿も大きくは無く、あの朱色の回廊ももっと長いものかと思っていました。。。 朱の色と紅葉した木々の色とのコントラストが美しく…(お人が多すぎて写真には 撮れませんでした) 先の東大寺もそうですが、広大な面積を持つことにただただ驚くばかりです! 「きっと、きれいだろうな〜」と、万葉植物園にも足を伸ばしたかったのですが… 時計を見て、今日の最終目的地である興福寺へと向かいました。
いよいよ、興福寺に到着です。 まずは何をおいても阿修羅像を拝見しなくては… (笑) 確かに美しいですね! でも他にも本当にきれいなお顔の仏様が沢山いらして… ここの仏像の数にも驚きました! 今日は一体 どのくらいの数の仏像を見た事やら…。 興福寺を後にする頃には、辺りは夕暮れを迎えようとしていました。 奈良の魅力を再発見した一日でした。。。 お付き合い、ありがとうございました♪
◆ 大神神社 〜 三輪山 / 2012. 11. 5 今年の4月に行くはずだった奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)へお詣り、三輪山へ登拝して来ました。 4月の折には、予定していた当日の朝になって私が「ギックリ腰」を起こし、皆さんにご迷惑をお掛けしました! 「また秋に…」と仰って下さり、その日が今日でした。 お天気が心配で… 数日前の予報では「夕方から雨が降り出すでしょう」だったのに、昨日の夜には「所により、朝から降ったり止んだり」に変わってしまいました。 向かうのは山ですから、 しっかり雨具の準備をして着替えも持って出発です。。。 近鉄の桜井駅で降りてバスに… すぐに大きな鳥居が迎えてくれます。 後ろには目指す三輪山が見えていました。 冷んやりした空気と紅葉した木々に秋も良かった♪と、思ってしまいました。 きれいに掃き清められた参道を進むと二の鳥居が見えて来ました。 鳥居をくぐり参道をさらに進みます。 手水舎は宝珠を抱いた「巳さん」でした。 来年の干支のお出迎えが何だか嬉しい♪ そうでした、ここには「巳の神杉」があるのでした。。。 拝殿へと進みますが、この階段! いかにも山の神様ですね。 さすがに平日で参拝者もまばらです。 境内には奉納された菊の花が並んでいて、この季節ならではのご褒美を頂いているようで… きれいな菊を嬉しく拝見しました。
いよいよ「くすり道」に入って三輪山への入山口である狭井神社へと向かいます。 くすり道を入ってすぐのところには弁財天も祀られていましたが、何ともきれい! さすがに弁天様ですね。 そして見えて来ました「狭井神社」です。 この… 石段から覗く光の感じが好き♪ 不思議なことに段々お天気が良くなってきました! 病気平癒の神様ですから私自身や家族の健康はもちろん、周囲の人々の病が治り皆が元気に暮らせるようにと、しっかりお願いしました。 お詣りを済ませ、三輪山に入ります。 荷物をロッカーに預け、お水とタオルとお賽銭だけを持ち、竹の杖を借りて出発です。 写真撮影は禁止ですので… 画像はありません! 往復で三時間余り… 日ごろから運動不足の私には結構キツイ登山でした。 私達が行って返る間に3往復もされている女性に出会ったり、パワースポットブームからか若い女性やカップルの姿が目立ちましたね。。。 山頂での爽快感は言葉では言い表せません! 皆さんも足腰が丈夫なうちに、是非一度、登拝なさってはいかがでしょうか…(笑) とっても気持ちの良いところでしたよ!
「ああ、お腹空いた〜」という事で、遅いお昼です。 大神神社を出たところの風情あるそうめん屋さんに入りました。 なんたって「三輪そうめん」ですものね、そして奈良と言えば「柿の葉すし」です。 「そうめんの釜揚げ」って初めてでしたが美味しかったです。 お庭の千両が早や赤く色づいていて… 深まりゆく秋を感じました! お昼を頂き落ち着いたところで、さらに直ぐそばにある「若宮」へお参りです。 さらに更に… 「まだ歩けますか?」と先生、「はい、少しくらいなら…」と答えた私達、「また少し階段がありますが、行けますか?」 うっ! コレって少しかな? ここまで来たなら行きますとも…! そして、頑張った甲斐がありました。 お社の脇にある展望台からは奈良の町を望むことが出来ました。。。
帰りはJRで桜井まで出たのですが、電車はなんと40分待ちでした! 駅のベンチに座り、今にもワナワナ、ガクガク… 笑い出しそうな自分の両足をマッサージ! これもまた神様が「ご苦労さん、ちょっと休憩しなさいね」と与えて下さった時間のようでした。。。 笑 三輪山は私が行きたくてお願いした所でした。 それが… 私が原因で当日の朝になって行けなくなった春、神様に「まだ来ては行けません!」と拒否されたようでショックでした。 今回も拒まれたらどうしよう…ドキドキしていましたが、お蔭様でようやくお許しが出たようで(笑)無事に行って参りました! 暑くもなく寒くもなく心配していた雨にも遭わず、本当にありがとうございました。
◆ 文化の日 / 2012. 11. 3 昨日、方丈記800年記念報告祭として京都の下鴨神社で鵬雲斎大宗匠のお献茶がありました。 その添え釜として昨日、今日の両日、糺の森(境内、河合神社の東側)で市民茶会が行われました。 席主は松風園さんです。 松風園さんの奥さんは裏千家学園の同級生…、お誘いを受け、久々に母も一緒に京都に行って来ました。 連休なので覚悟をして車で出ましたが、道は思ったほど混んでなくて普段通りに京都に到着です。 東寺の前を通りかけた時にふと父のお線香が残りわずかになっている事を思い出し、「風信香」を買いに立ち寄りました。 今日は異様な車の数です。 そうか…非公開文化財の秋の特別公開があるんだぁ〜。 東寺も五重塔の公開をしてい ましたが、今日の目的はお茶会と京都御所ですから… とにかく先を急ぎました。笑! 京都市内はかなり渋滞! 懐かしい道を走り… ほどなく下鴨神社に着きました。 お姉さん(松風園の奥さん)かと思って手を振れば、なんと、お譲ちゃんのTちゃんでした! 大学生の時に会ったまま…「お母さんかと思ったよ〜♪」 立派になって受付のお手伝いをしていました。 お席は立礼で、下鴨神社の宮司さんが書いて下さったという「ユクカワノナガレハ タヘズシテ シカモ モトノミズニアラズ」と、方丈記の起筆の部分が片仮名でしかも水色で書かれた洒落た短冊が掛かっていました。 お菓子はの銘は《うたかた》…栗蒸し羊羹の上にオレンジ色の浮島を配した美味しい棹物でした。 「淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし」と続きますね。 800年を機に 《方丈記》をちゃんと読んでみないとね。。。苦笑 「折角だから、下鴨神社にお参りしたい」と母が言うので、ゆっくり、ゆっくり…糺の森を抜け、鳥居をくぐったら…またしても結婚式の列に遭遇です。 拝殿内にも記念撮影をしているご両家があり、見渡せば境内には七五三詣りの親子さんがいっぱいでした。 そうか、今日は屈指の晴天日ですものね。 子供たちが元気に育ち、若いお二人が末長くお幸せでありますように。。。
「冥土の土産に見ておきたい!」母のたっての願いで京都御所の一般公開にも行って来ました。 母の脚で大丈夫かしら?と思っていたら、入口である宜秋門を入った途端に宮内庁の職員の方が「車椅子がご入り用ですか?」と駈け寄って来て下さいました。 母はまだ車椅子のお世話になった事はありません。 恥ずかしそうに「良いのですか…?」と答えた所を見ると自信がなかったのでしょうね。 私達も安堵しました。 「着物の人には無理でしょう」と、可哀想に妹が一人で母の車椅子を押してくれました!
まずは「御車寄=昇殿を許された者が参内する時の玄関」では金屏風の前に活けられた見事な生花が人々を迎えてくれます。 次に「諸大夫の間=控えの間」は身分によってお部屋が違ったでそうで、因みにこの「虎の間」は一番格が高いのだそうですよ。 上の写真は「新御車寄=大正天皇の即位礼の際に建てられたもの」で、広さも作りもやはり近代的なものでした。 左の写真の右下は車椅子を押す妹。 御所内の砂利道を車椅子で進むのは大変だったと思いますが、文句一つ言わずに頑張ってくれました! そしていよいよ… 建礼門と承明門の間を通って紫宸殿へと向かいます。 承明門の向こうには白砂の南庭が広がっていて「左近の桜、右近の橘」が確認できました! 御殿の中央には「高御座」と「御帳台」が置かれていましたが写真に写し込むには無理がありました!(苦笑) この後日常生活の場として使用された「清涼殿」〜「小御所」〜「蹴鞠の庭」〜「御学問所」〜「御常御殿」と回ります。 広いです! そして何と言っても素晴らしいのはお庭ですよね。。。 実は、私も京都御所の一般公開を訪れたのは今日が初めてでした。 ちょうど開炉と時期が重なることや公開期間が短いこともあり、なかなか行く機会に恵まれませんでした。 今日は母の我がままなお願いのお蔭です。 妹があんなに苦労し車椅子を押して回った御所ですが… わがママちゃん(母のニックネーム)は「良かったね、下鴨神社! 素敵なところだったぁ〜♪」と、 実にご機嫌で… 冥土の土産は「下鴨神社参拝」になった模様です。 わがママちゃんのわがママちゃんたる所以です。 気の毒なのは妹です!(笑) お天気はイマイチで… 少し肌寒い一日となりましたが、母はすっかり元気を取り戻しました!(珍しく、数日前に高熱を出し伏せっていました) 宮内庁の方のご親切や見学の皆さんも邪魔な車椅子にイヤな顔もせずに道を譲って下さり、段差のところでは手を貸して下さったりと、皆様の温かさと優しさに触れた佳き文化の日となりました。 ありがとうございました。
◆ 芸術の秋♪ / 2012. 11. 2 神戸市立博物館で来年の1月6日まで開催されている「マウリッツハイス美術館展」に行って来ました。 9月末から始まり… 朝は連日開館時間前から長蛇の列 を成しています。 ほぼ毎日、前を通っていますが… きっと気が付けば終わっていたという事になりかねませんからね、行ける時に行こう。。。と♪ 皆さん、話題のフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」がお目当てなのでしょうか? もちろん私もその一人です! “オランダのモナリザ”と呼ばれるこの絵を様々な角度から解説した記事が沢山でていますが… 私は単なるミーハーです。(苦笑) 絵のモデルとなった美少女をスカーレット・ヨハンソンが演じた映画「真珠の耳飾りの少女」以来、この絵のタイトルもそうなったのだとか…。 元々は「青いターバンの少女」だったそうですね。 確かに 大きな「耳飾り」にも謎は多いけれど「青いターバン」の方が印象的です。
いずれにしても… 私自身は西洋のこの時代の絵画は苦手だという事が、よく分かりました!(苦笑) こうした肖像画も宗教画(物語画)も風俗画も、その背景にある歴史や宗教への知識が全くもって皆無です! 加えて美術的な技法や技巧に関しても無知な訳ですから… 数回、足を運ばなければ 、まともに見た事にはならないな〜と思った次第です。 笑!
|