◆  越木岩神社と保久良楽神社 / 2011.  8. 28

今日、夙川の上流で行事があり(私が今、楽しんで勉強している事の中の催しです)、その帰りに「越木岩神社」と、さらに足を延ばして岡本の「保久良神社」にお参りして来ました。 この行事の際には、 何故だかこれが一つのコースのようになっていて… 私には3回目のこととなり、去年の春以来です。 暑さは覚悟で向かいましたが… 全身、汗びっしょり! 良い汗をかきました!! 但し、爽快な汗です。 心地よい疲労感です。。。 

今、神社巡りやパワースポット巡りが流行っているそうですが、そういうものとは少し違います!(笑) 「越木岩神社」はこの辺りでは、かなりのパワーを持つ 場所なのだそうです。 残念ながら(?)私は一向にそういう“気”を感じ取ることは出来ません。 ただただ気持ちよくお参りをさせて頂いています。 確かに、お祀されている「甑岩」にはいつも光が降り注ぎ、岩が輝いて見えます。  その岩の上を覆う木々が無い為、まさに天を仰ぎ見るように… 青空が広がって見えます。 気持ちの良い場所です。

「保久良神社」は阪急「岡本駅」から山へ向いて急な坂道に入り… 大袈裟に言うと“九十九折りの山登り”です。 登り終えると(と言っても、まだまだ先へ山は続くのですが)鳥居の前からは眼下に神戸、芦屋の街はもちろん、関空や四国の影まで見渡せます。 登山をする人の気持ちが… 少しばかり解かる気がする瞬間です。 吹く風が本当に爽やかでした。 鳥居の外から、参道の先にあるお社が穏やかな光を放って見えます。 木陰の参道を抜けると間近にその神々しい姿が現れます。 ここもまた、良い所だなぁ〜と、感じます。 お参りを済ませ梅林の方へ向かった時に、イノシシに遭遇! 六甲山にイノシシはよく聞く話ですが、実際にイノシシに出会ったのは初めてでした。

どちらの神社も鳥居に一歩入ると明らかに空気感が違いました。 「わぁ、涼しい〜」と全員が同時に口にしました。 つまりは… 参道の両脇の木々が緑陰を作り、人々を迎えてくれるのですね。 でも訪れる我々には、やはり神域を感じさせる何かがあるように思えてなりません。

 

◆  到来物 / 2011.  8. 25

このコーナーを読んで下さっている方は「まぁまぁ〜、頂き物が多いこと…笑」と、お思いでしょう。 はい…、有難い事に皆様から色々なものを頂戴し、お蔭さまで美味しいもの、珍しいもの、家計に助かる恩恵に授かっております! 笑!!

今週に入り…連日、その“恵み”を受けています。 月曜日にはSさんから母の為に限定品の「甘酒」を。 火曜日にはYさんからチョコレートショップの作る「トマト・ケチャップ」と九州のお土産を。 このラ・ピエール・ブラン シュは私達も大好きなトア・ウエストにあるチョコレート専門のお店です。 確かYさんは、ここで洋菓子を習ってらっしゃると思うのですが… まさか、そのお店に「有機のトマト・ケチャップ」が存在していたなんて…。 Kさんからは大量の「茎若布」とお手製の「焼き茄子のポタージュ」を。 「茎若布」は塩漬けで、レシピ付きです。 「先生、美味しく作って下さいね」と渡されたレシピには、Kさんが甘さ控えめに改善した数字が手書きされていました。 「焼き茄子の冷製ポタージュ」はその日のお昼に、即!頂きました。 ご馳走様でした〜。 とっても美味しかったです♪

                  

また、昨日(水曜)には島根に居る親友から「大きな甘鯛」と「大粒の蜆」が。 私が家に戻った時には甘鯛は解体され立派な焼き魚に姿を変えていて… 蜆も食卓に上った「蜆汁」以外は、砂出し後、小分けして冷凍にされていました! ただ、送られてきたトロ箱の大きさを見れば、その量の見当がつきます。 聞けば2kgの蜆だそうで… 魚屋さんに「大粒」を指定して注文をしてくれた結果だそうです。 甘鯛は母の塩加減も良く、絶品でした! 久々に美味しい白身魚を頂いた気がします。(苦笑) 普段、 蜆の小さい身は外すのが面倒でエキス=お汁しか頂きませんが… 今日はふっくらとした身も、まろやかで上品な旨味のお出しも、しっかり平らげました。 これくらい 身が大きければ… 週末には久々に「蜆ごはん」炊いて見ようかなぁ? ありがとうね。。。

そして今日(木曜)淡路のHさんから「ちりめんじゃこ」が届きました。 しらす&ちりめん好きの私にはたまりません!(笑) Hさんは火曜日の和菓子教室に淡路島からお越し下さっています。 ご自身が作られた「上乾ちりめん」を 「持ってくるつもりで用意していたのに忘れました!」と 。 そして今日、わざわざ水産会社から沢山に送って下さったのです。 こちらも小分けにして、しっかり冷凍して… 楽しみながら頂きますね。 ありがとうございました!

ちゃんと受講料も頂いているのに恐縮です。 美味しいもの、季節のもの、珍しいもの、身体に良いもの… 私達の為にお持ち下さり、み〜んな、何だか親戚のお姉さんのような感覚です。 沢山の“恵み”に、心から感謝申します。

 

◆  虫の音 / 2011.  8. 20

昨夜、夜の教室を終え駐車場へと向かう道で今年初めての「虫の声」を聞きました。 昨日から少し気温が下がり今朝は気持ちの良い朝でしたね! 今夜は肌寒いくらいで… 我が家の小さな庭からも虫の声が聞こえて来ました。 虫たちは偉いですね。。。 気温○○℃、湿度○○%と知ら されなくても、ちゃんと自分たちで感じています。

暑いと言っては冷房し、寒いと言っては暖房する… 自分たちの快適さを求める人間よりも、自然に順応して生きている虫たちや草木の方が、余程に偉い!気がします。 残念ながら、このまま直ぐに秋にはならないようですが… 着実に秋が近付いて来ていますね。

 

◆  遥々、ようこそ! / 2011.  8. 19

夜の和菓子教室に、はるばる沖縄からのご参加下がありました。 Tさんです。 Tさんは1年ほど前、東京教室へのお問い合わせを頂きましたが、やはり間際に上京ができなくなりました。 その後も何度かご案内をお送りしましたが、どう考えても物理的な距離の問題がありますからね、しつこくお誘いするのも悪いような気がして、最近は案内ハガキの送付も失礼していたのです。 

先月「神戸に伺いたい」とメールを頂いた時には、本当に驚きました。 大阪に御用がお有りで、すぐに神戸教室の日程と見あわせて下さったのだそうです。 お互いに念願叶って… 初対面となりました。 何度もメールでやり取りをしていますので、初めてお目に掛かる気がしないのですが、妙に緊張してしまいました。 

もちろん、「教室に行ってみよう」という思いは他の皆さんも同じで、今、教室に通って下さっている方々と同様に感謝しています。 が、この距離と時間と費用を乗り越えてまで私如き者の所へと機会を作って下った、そのお気持ちと努力に、「ちゃんとTさんのご期待に応えられるのかしら?」 何か特別な事が出来るわけでも無いのに何だか身が引きしまる思いでした。 

           

Tさんからは「琉球国王の御紋菓」をお土産にいただきました。 琉球国王の御紋って「三つ巴」だったのですね。 本来の黒糖落雁に加え、今風の抹茶落雁と、月桃落雁の詰め合わせです。 「 ツキモモ? ゲットウ? って何のこと?」「さぁ〜、ちゃんとお尋ねすれば良かったね〜」と、まずはともかく3種を半分ずつ頂戴しました。 月桃は蓬のような香りがして… 「きっと ハーブか薬草だね」と。 早速、ネットで調べました! 「ゲットウ」と読み、熱帯・亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の多年生の植物で、香料、色素、防虫、防腐剤として昔から使われいるのだそうです。 ご馳走様でした!!!

何て便利な時代なのでしょうね。。。 Tさんとのご縁も、他の大勢の生徒さんとのご縁もインターネットのお蔭です。 

Tさんはとても上品で奥ゆかしい素敵な方でした。 教室の間、みんなでTさんに沖縄の事をアレコレお尋ねしてしまって… 学びに来て頂いているのに、こちらが色々教えて頂いて…スミマセンでした! 「小笠原に行きたい!熱」の私たちですが、にわかに「やっぱり沖縄にも行きたい!熱」が浮上です。 Tさん、お越し頂き感激です! 遠路、本当にありがとうございました。 また、お会いできる日を楽しみにしています。

 

◆  おみやげ&おみやげ / 2011.  8. 17

お盆明けのお茶のお稽古が始まりました。 そして、有難いことに今日は皆さんから帰省のお土産をたくさん頂きました。 これはきっと、お稽古場を街中に持って 来て、色んな場所から社中の方々が集まって下さるようになったお蔭ですね。(笑) つまり、今までは住宅地の中の町の先生ですから、みんなが地元の方で帰省という事が殆どなかったからだと思うのです。 何だか不思議な現象だったのですが… とても嬉しかったです。

Iさんは静岡&東京のご出身だそうで、今日は東京の「香十」さんからお香とIさん手作りの香袋を頂きました。 頂いたのは「名私香」という商品名で名刺入れに入れておき、名刺に移り香を…というもののようですが、名刺に限らず財布やバッグの中に忍ばせて下さい!という ことでした。 色んな商品が開発されているのですね…。 伽羅の香りをオイル状にしてコインのように丸くパウチングしたものです。 確かに甘い伽羅の香りが漂います。。。 

先日、経済ニュース番組で「今、老舗がスタイリッシュで都会的なセンスのある商品の開発を進めて業績をあげている」という特集を見た妹から、「ワインの人気に乗じて、お酒をワインのボトルに詰めて売り出した」とか、「水あめをグロスのような容器で販売して、若い女性に大人気」だとか…聞いたところでした。 なるほど、こうした商品は東京らしい…ですね。

                  

そして、伽羅。 お茶では白檀と沈香しか使いませんから、本来、馴染みがありません。 が、伽羅には忘れられない思い出があり、ずっと憧れの香りです。 私が裏千家学園に入学した年の9月に嘉代子大奥様がご逝去遊ばされました。 大徳寺で営まれたご葬儀でのこと、お焼香の場で、気品のある老婦人が喪服の胸元から香タトウを取りだされ中なら何かを出して焼香されたのです。 しばらくして辺りに少し甘い高貴な香りが伝わってきました。 傍にいた先生だったか先輩だったが「伽羅かしらね…」と一言。 

つまり、そのご婦人は用意された焼香ではなく、清香院様の為にご自身の持つ香木を添えられたのです。 香を手向けるとは、こういう事なのだと鳥肌が出るほど感動しました。 「私もいつか、こうした事が自然に出来る女性になりたい」と、伽羅というお香には強い憧れを持っていました。 が… 未だ、こうした焼香をしたことも無く、伽羅には程遠い!と、伽羅を手に取ることも無かったのです。 現代風のお洒落な贈り物ではありますが、憧れの伽羅をもたらして下さった事が(妙に複雑な心境ですが)、とても嬉しかったです。 

Hさんは、この春からお稽古にお越し下さっています。 問い合わせの当日にご見学に来られて翌週からお稽古にいらした、うちとは巡り合わせの良い方なんです。。。 それ以後、月に3回、きちんとお通い下さり熱心です。 残念な事は転勤族でいらして数年で神戸を去ってしまわれる事ですね。 お稽古の帰り際に「実は帰省は月末なのですが、今回は私の実家までは行けない事になりまして(ご主人も関東のご出身)、母がお世話になっている方々へと送ってきまして…」と、ビワのゼリーを差しだされました。 そうそう、Hさんは千葉のご出身でした。 親って本当に有難い存在ですよね。。。 お母様の親心にも併せて感謝して頂きます。 ありがとうございました。

                  

Hさんからのお土産を見てらしたMさん、笑いながら「先生、私もお土産ですが…」と、小倉の栗饅頭をお持ち下さいました。 「この季節に栗はどうかな?と思ったんですが、先生がブログに栗がお好きと書いていらっしゃったので…」 あぁぁ、またですね! ごめんなさい!変なこと書いてしまって。 「松本清張の小説に出てくるお店なんです」 きっと「或る『小倉日記』伝」のことなんでしょうね。 スミマセン… 読んだ事がなくて… 苦笑。 Mさんも甘いもの好きのご様子ですが、帰郷の度に私達の為に、そこでしか買えない銘菓をお持ち下さいます。 

相変わらず… 皆さんのお蔭で美味しいものを口にしている私達です! ありがとうございます。

 

◆  祖父母の法要 / 2011.  8. 11

今日、父方の祖母の33回忌と祖父の17回忌の法事がありました。 祖母が亡くなったのは私が裏千家を浪人していた夏の今日、その時もとても暑い日の葬儀でした。 祖父が亡くなったのは阪神淡路大震災の年の秋。。。  今日、参列したのは15名ですが、直接、祖母を知る者は9名… 従兄弟達のお嫁ちゃんや生まれた子供達(祖父母からは曾孫です)は、写真でしか知らない“ひぃおばあちゃん”です。 月日の流れをしみじみと感じることでした。

私が幼稚園の時、母の入院中に私は祖父母の下で過ごしました。 今にして思えば、祖母から色んなことを学びましたね。 いわゆる“おばあちゃんの知恵袋”的な物ごとです。 祖母は一族が認めるきれい好きで… とにかく「トイレ掃除」です。 「トイレには一番位の高い神様がいるから、一番きれいにしないといけない」とか、「トイレ掃除を一生懸命したら、きっと美人になる」とか…。 昨年、流行った「トイレの神様」〜 関西のおばあちゃんは皆、そう言うんだ!と、我が家でも懐かしく祖母を思い出しました。

今年は1月に伯母の1周忌があり、何だか親族が顔を合わせる機会が多いです。 誰かを偲ぶ… そうした切なさを味わう年齢になってきました。 今年は大震災があり、大勢の方が初盆を迎 えられますね。 被災地へ帰省される方も沢山いらっしゃるでしょう。 今年はいつもにも増して… 切ないお盆になりますね。

 

◆  やると思った… / 2011.  8. 4

先月のいつだったか… 軒下に小さな蜂の巣を見つけ、区役所に電話をして駆除してもらいました。 巣を作っていたのは「足長バチ」で攻撃性のない、おとなしい蜂のようですが、放置するのも如何なものかと区役所に相談したのです。 もっと大きかったり高い場所にあるものなら民間の業者に依頼しなければならなかったようですが、ラッキーな事に役所の方が処分して下さ いました。 

ところが、蜂の巣が無くなったはずなのに相変わらず庭に蜂の姿を見かけます。 不思議に思っていたら案の定、新たな巣を作っていました。 それも、ぶら下げてある簾に、横向けにです! 大きさは、わずかに2p程です。 風でフラフラ動く簾に垂直(直角)に細い軸を付けてその先に6〜7個の穴があり、1匹がずっとその巣を守るかのように 羽を動かしています。 網戸越しに撮ったので分かり難い写真でスミマセン! 小さな黒い塊が蜂の巣です。

「日曜日に取るから、置いててね」と、母に固く言ってあったのに… 「ハチ、やっつけたよ!」携帯に電話が入りました。 今日、自ら取り除いたそうです! 「洗濯物を干してたらハチが寄って来る」と、以前から蜂を敵視していましたからね。 新たな巣を、興味津々、ずっと観察していましたからね。 絶対、やると思ってました! (笑)

 

◆  大泥棒 / 2011.  8. 3

今日、京都のお稽古の帰りに夏のご挨拶かたがた… 久しぶりにN先生を訪ねました。 
「真知子さん、今日はお車? 貴女に差し上げようと思っている単衣があるからね、どうぞ持って帰ってちょうだい」 と言われて、先生の衣裳部屋に・・・。 「おかしいわね…、貴女がいらしたらと思って一番上に置いておいたのにねぇ」  一度しかお召しになっていないという『単衣の訪問着』を探すN先生は、 積み上げられた“ゑり善”さんの着物の箱を次々に開けて 「ああ、コレどうです?」 「ああ、コレもこれも…。 この加賀紋は好きでね、よく着ましたぁ。 良かったら、コレも持って行ってちょうだい」と、 あれもこれもと手渡して下さり… 結局、4枚も頂戴しました。

N先生には今までにもたくさんの着物や帯を 頂いています。 「もう、十分に大切なお着物をたくさん頂戴していますから…」と、 辞退しましたが「もう、着ることもない着物達だから… 其々、似合いそうな着物を譲りたい」と仰って下さり、今日も今日とて“大泥棒”です。 

先生が私に!と、取り置いて下さっていた『単衣の訪問着』にも『お気に入りだったという加賀紋の袷』にも、確かに見覚えがありました。  あとは薄紫色の紗の無地と、光線によっては金色にもグレーにも見える光沢のある単衣の紋付です。 さすがに夏の薄物や単衣を頂く機会は少なくて(この季節に着物を着る方は多くないという事ですね)、私にとっては、実に有難く貴重な品です。

先生のお着物はいずれも手入れが良く、今すぐにも着る事が出来ます! その場ですぐに、汗抜きやシミ抜きはもちろん、襟や袖口の汚れも落としに出されるそうで、着物への愛情の掛け方が違います。。。 着物好きは皆、着物を本当に大切にしますが… とにかく、N先生のお着物の手入れはパーフェクトだといつも思います。 3棹もある和箪笥 や帯専用の桐の箪笥の他に、「美智子皇后と同じ物なんですよ」とチョッピリ自慢げな帯揚げ、帯締めの為の塗りの箪笥まであって…、それぞれ中にはびっしりと衣裳が詰まっています。  そして、まだまだ… それらの他に引き出しが5、6段ついた簡易の桐の整理タンスのようなものがあり… さらにその上に“ゑり善”さんの箱が積み上げられているのです。 どこを開けても、ほのかに“誰が袖”が香ります。 こんな衣裳部屋があったらいいなぁ〜と憧れています。 とは言え、私にはここに収めるだけの枚数がありませんが…。 (苦笑) 先生のお着物を拝見していると、これを「道楽」と言うのだろうなと思います。 そこに先生の贅沢で豊かな人生を感じます。  いつも、いつも、お心に掛けて頂き… 本当にありがとうございます。

 

◆  「笑顔いちばん“百花満彩”写真展」 / 2011.  8. 2

前々回(6月)の上京の 折、親友のSちゃんに「今度、お友達が東日本の震災の支援チャリティー写真展をするので、まこちゃんもご協力を…」と応募要項を手渡されました。 その趣旨は「被災者の皆さんが笑顔になれるようにお花の写真と共にメッセージを届けよう!」という事で、さらに「写真展に応募する人は1枚につき1,000円の出展料を払い、そのお金は義援金として寄付する」というものでした。 

花の写真なら任せて、たくさん有ると思う!と二つ返事をしたものの… A4サイズに延ばしても耐えられるような花の写真はそう残ってはおらず、先月半ば提出期限ギリギリに2枚だけ協力をさせて もらい、1枚は妹の名前で送りました。 そのプレ写真展が昨日から10日まで杉並区の区民ギャラリーで行われています。 ボランティアで展示のお手伝いに行ったSちゃんから、その様子が写メールで送られてきました。 今回の展示は200枚程だそうですが… 素敵です! 壁一面となるとすごい迫力でしょうね…。 

本開催は8月23日(火)から8月28日(日)まで、アートガレー神楽坂で行われます。 お近くの方は是非、ご覧くださいね〜。 その後、これらのお花の写真展は被災地で巡回展示されるそうです。 美しい花々の写真で少しでも被災地の方々の心が和み、笑顔が届くことを願っています。

 

◆  朝茶事 / 2011.  8. 1 

一昨日(7/30)昨日(7/31)の両日、朝茶事を行いました。 本来であれば、早朝5時ごろ遅くとも6時までにはお席入り願いところですが、とてもとても… その時間帯に皆さんに集合を かけることは出来ず、やむを得ず一昨日は8時、昨日は9時の席入りとなりました。  本当なら茶事終了の時刻です。 

初日は4時起き、昨日は5時起きで準備にかかりました。 N先生のお宅に向かう5時半ごろ(そう、ちょうど本来の席入りの時刻です) 玄関を出れば、空気はヒンヤリとして遠くで蜩がカナカナ・・・・・と鳴き、思わず深呼吸をしたくなるような清々しさです。 「ああ、この時間の席入りなら本当に気持ちが良いだろうなぁ〜」と、“夏は涼しく”の意味は深いと改めて感じました。 一般の方に「朝の5時から茶会をする」などと言えば… 「随分、もの好きな話!」とばかりに馬鹿にされがちですが、濱本先生の著書には「茶人ならではの楽しみ」とあります。 私自身も朝茶事は久々で… その昔、前日から京都のホテルに泊まり込んで… 早朝、タクシーで朝茶のお呼ばれに向かったことを懐かしく思い出しました。

N先生のお宅の小間には勿論エアコンはありません。 廊下から簾戸ごしに冷気を送る事が唯一の冷房でした。 皆さん、汗だくになられた事と思います。 この暑さに、皆さんから「もう、コリゴリ…」と言われる だろうと思っていましたが、早々に届いたNさんからの礼状には『自然と共生していく姿を見せて頂き、今の生活を根本から考え直してみたら?と先人達に問われているような気がしました』とありました。 何かが伝わったようで嬉しかったです! その後、『夏には夏の趣向があって、楽しかったです』 『夏は涼しくの工夫を、お勉強させて頂きました』と皆さんからも礼状が届き、茶の湯のもてなしの根底にある大切な事を、 少しはお伝えできたのかな?と嬉しく思いました。 

       

実は今回、皆さんの時間的な負担を考え、両日とも亭主は私がする事となりました。 表面的には何とか上手く流れましたが、私自身としては二日とも満足のいく茶事では無く、前回のように心から楽しめる余裕がありませんでした。 と言うのも、席中(客)のことも水屋方のことも アレコレと気に掛かり、亭主に集中出来なかったのです。 私も含め、この盛夏に皆で良い汗をかいて良い勉強ができた!と思っています。 皆様、お疲れ様でした & ありがとうございました!